さいたま市でベッド・マットレスを処分する方法【さいたま市認定業者が解説】

さいたま市でベッドを処分したい方に向けて、粗大ごみとしての正しい出し方、費用、便利な業者利用などをわかりやすく解説します。

ベッドは「粗大ごみ」として処分できます

ベッドを処分する際、「大きくて重いからどうやって捨てればいいかわからない」「マットレスとフレームは別々に出すの？」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。ベッドは、さいたま市では「粗大ごみ」として処分することができます。ただし、スプリング入りマットレスは別扱いとなるため注意が必要です。

ベッドが粗大ごみになる理由

さいたま市では、一辺の長さまたは直径が90cm以上2m未満の家庭ごみが「粗大ごみ」として扱われます。ベッドはシングルサイズでも長さ約200cm、幅約100cmあるため、粗大ごみとして処分する必要があります。

通常の可燃ごみや不燃ごみの収集所には出すことができませんので、適切な方法で処分しましょう。

ベッドフレームとマットレスは別扱い

ベッドを処分する際に重要なのが、「ベッドフレーム」と「マットレス」は別々にカウントされるという点です。さらに、**スプリング入りマットレスは「特定適正処理困難物」**として扱われ、追加料金がかかります。

品目	分類	戸別収集料金
ベッドフレーム	粗大ごみ	550円〜1,100円
スプリングなしマットレス	粗大ごみ	550円〜
スプリング入りマットレス	特定適正処理困難物	1,650円

スプリング入りかどうかで料金が大きく変わるため、事前に確認しておきましょう。

処分時に必要な費用

さいたま市でベッドを粗大ごみとして処分する場合、以下の費用がかかります。

戸別収集の場合（目安）：

• ベッドフレーム：550円〜1,100円（サイズにより異なる）
• スプリングなしマットレス：550円〜
• スプリング入りマットレス：1,650円

直接持ち込みの場合：

• 粗大ごみ（フレーム・スプリングなしマットレス）：100kg未満は無料
• スプリング入りマットレス：1,650円（持ち込みでも有料）

スプリング入りマットレスは、持ち込みの場合でも処理手数料がかかる点に注意してください。

スプリングの有無を確認する方法

マットレスにスプリングが入っているかどうかは、以下の方法で確認できます。

1. 製品ラベルを確認：「ポケットコイル」「ボンネルコイル」などの表記があればスプリング入り
2. マットレスを押してみる：バネの反発を感じればスプリング入りの可能性が高い
3. 重さを確認：スプリング入りは重い（シングルで20kg以上が目安）

ウレタンマットレスや低反発マットレス、折りたたみマットレスなどはスプリングなしです。

ポイント: ベッドはフレームとマットレスを別々に処分します。スプリング入りマットレスは「特定適正処理困難物」として追加料金（1,650円）がかかります。

さいたま市でベッドを処分する5つの方法

さいたま市では、ベッドを処分する方法がいくつかあります。目的や状況に応じて、最適な方法を選びましょう。ここでは、5つの処分方法をわかりやすくご紹介します。

1. 市の戸別収集を利用する

最も一般的な方法が、さいたま市の粗大ごみ戸別収集を利用することです。事前に申し込みをすれば、自宅近くの指定場所まで収集に来てもらえます。

• メリット：自治体のサービスなので安心。費用が明確。
• デメリット：事前申し込みが必要。収集まで1〜4週間かかることも。自分で指定場所まで運ぶ必要がある。ベッドは重いため運搬が困難。

申し込み方法：

1. 粗大ごみ受付センターに電話（048-840-5300）またはインターネットで申し込み
2. ベッドフレームとマットレスを別々に申し込み
3. スプリングの有無を伝える
4. 収集日・料金を確認
5. コンビニや郵便局で「粗大ごみ処理券」を購入
6. 処理券に受付番号を記入し、ベッドに貼付
7. 収集日の朝8時30分までに指定場所へ出す

注意：ベッドフレームとマットレスは別々の品目として申し込みが必要です。

2. ごみ処理施設に直接持ち込む

費用を抑えたい場合は、さいたま市のごみ処理施設に直接持ち込む方法も選べます。ただし、スプリング入りマットレスは持ち込みでも有料です。

• メリット：フレームは100kg未満なら無料。すぐに処分できる。
• デメリット：車（軽トラックなど）が必要。スプリング入りマットレスは有料（1,650円）。積み下ろしの人手が必要。

持ち込み可能な施設：

• 桜環境センター
• 東部環境センター
• クリーンセンター大崎
• 西部環境センター

受付時間： 平日8:30〜12:00、13:00〜16:30／土曜8:30〜12:00

3. 不用品回収業者を利用する

自宅まで引き取りに来てくれる不用品回収業者を利用する方法もあります。大型で重いベッドの処分には最も適した方法です。

• メリット：即日対応可能な業者も多い。自宅から運び出してくれる。フレームとマットレスをまとめて処分できる。解体作業も対応可能。2階からの搬出も対応。
• デメリット：料金が自治体より高め。業者選びに注意が必要。

料金は業者やサイズによって異なりますが、目安は以下のとおりです。

ベッドサイズ	回収料金の目安
シングルベッド一式	5,000円〜8,000円
セミダブルベッド一式	6,000円〜10,000円
ダブルベッド一式	8,000円〜12,000円
二段ベッド	10,000円〜15,000円

他の不用品とまとめて依頼すると割安になることが多いです。必ず**「一般廃棄物収集運搬業」の許可を持つ業者**を選びましょう。

4. リサイクルショップ・フリマアプリを利用する

ベッドがまだ使える状態であれば、リサイクルショップでの買取やフリマアプリでの販売も選択肢の一つです。

• メリット：処分費がかからない。お金になる可能性も。
• デメリット：状態が悪いと引き取ってもらえない。大型家具は売れにくい。衛生面の懸念から買取不可の店舗も多い。

売れやすいベッドの条件：

• 使用期間が短い（3年以内）
• 目立つ傷や汚れ、シミがない
• 人気ブランドのもの（シモンズ、フランスベッド、無印良品など）
• 喫煙者・ペットのいない家庭で使用

注意：マットレスは衛生面の理由から、多くのリサイクルショップで買取対象外となっています。

5. 新しいベッドを購入する店舗に引き取り依頼

新しいベッドに買い替える場合は、購入店舗に古いベッドの引き取りを依頼する方法もあります。

• メリット：配送と同時に引き取ってもらえるので手間が少ない。
• デメリット：引き取りサービスがない店舗もある。費用がかかる（3,000円〜5,000円程度）。

ニトリ、IKEA、大塚家具などでは、新規購入時に限り古いベッドの引き取りサービスを行っています。購入時に確認してみましょう。

処分方法の比較表

処分方法	費用	手間	おすすめの人	ポイント
市の戸別収集	550円〜＋1,650円	高	費用を抑えたい方	フレームとマットレス別申込。運搬が大変
直接持ち込み	無料〜1,650円	高	車・人手があり今すぐ処分したい方	スプリング入りマットレスは有料
回収業者に依頼	5,000円〜	非常に少	忙しい方・一人暮らし・運搬できない方	一括回収・解体対応・2階搬出も可
フリマ・リサイクル	無料〜利益	高	高級ベッド・美品をお持ちの方	マットレスは買取不可の場合が多い
買い替え時引取	3,000円〜	少	新しいベッドを買う方	店舗によりサービス内容が異なる

処分費用の目安と比較

ベッドを処分する際の費用は、方法やベッドの種類によって大きく異なります。あらかじめ相場を知っておくことで、最適な処分方法を選ぶ判断材料になります。

処分方法別の費用比較（シングルベッド一式の場合）

処分方法	フレーム	マットレス	合計費用
市の戸別収集	550円〜	550円〜1,650円	1,100円〜2,200円
直接持ち込み	無料	無料〜1,650円	無料〜1,650円
不用品回収業者	—	—	5,000円〜8,000円（一式）
買い替え時引取	—	—	3,000円〜5,000円（一式）

※スプリング入りマットレスの場合は1,650円がかかります。

ベッドサイズ別の費用目安（回収業者の場合）

ベッドサイズ	フレーム＋マットレス一式
シングル	5,000円〜8,000円
セミダブル	6,000円〜10,000円
ダブル	8,000円〜12,000円
クイーン	10,000円〜15,000円
キング	12,000円〜18,000円
二段ベッド	10,000円〜15,000円
ロフトベッド	8,000円〜12,000円

費用を抑えるコツ

1. スプリングなしマットレスを選ぶ（今後の買い替え時） ウレタンマットレスや折りたたみマットレスは、処分時にスプリング入りより安く済みます。

2. 直接持ち込みを利用する 軽トラックと人手があれば、フレームは無料で処分できます（スプリング入りマットレスは有料）。

3. 他の不用品とまとめて依頼する 回収業者を利用する場合、ベッド単品よりも他の家具とまとめて依頼した方が1点あたりの費用が安くなります。

回収業者を選ぶべき人の特徴

• 車を持っておらず、ベッドを運ぶ手段がない方
• 一人暮らしで重いベッドを運べない方
• 2階以上にベッドがあり、階段での搬出が必要な方
• ベッドの解体が必要な方
• フレームとマットレスをまとめて処分したい方
• 忙しくて申し込みや持ち込みの時間がない方

ベッドは非常に大きく重いため、自力での処分は困難です。安全面を考えると、回収業者に依頼する方が効率的です。

市と業者、どちらを選ぶべき？メリット・デメリット比較

ベッドを処分する際、「さいたま市の粗大ごみ収集」と「民間の不用品回収業者」のどちらを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。

それぞれの特徴を比較して、あなたに合った方法を選びましょう。

処分方法の比較表

項目	市の粗大ごみ収集	不用品回収業者
費用	安価（1,100円〜2,200円）	やや高め（5,000円〜）
対応スピード	1〜4週間程度	即日対応可能な場合も
手間の少なさ	フレームとマットレス別申込・搬出必要	電話1本で一括対応
収集場所	指定場所まで自分で運ぶ	自宅内（寝室）から運び出してくれる
解体作業	自分で行う	業者が対応可能
2階からの搬出	自分で行う	業者が対応可能

市の粗大ごみ収集を選ぶメリット・デメリット

メリット：

• 費用が安い（フレーム550円〜＋マットレス550円〜1,650円）
• 自治体のサービスなので安心

デメリット：

• 事前申し込みが必要
• 収集まで1〜4週間かかることがある
• フレームとマットレスを別々に申し込む必要がある
• 指定場所まで自分で運び出す必要がある（ベッドは非常に重い）
• 解体が必要な場合は自分で行う
• 2階からの搬出は非常に困難

不用品回収業者を選ぶメリット・デメリット

メリット：

• 電話やWebで簡単に申し込み可能
• 即日〜翌日対応が可能な業者も多い
• フレームとマットレスをまとめて一括回収
• 寝室から運び出してくれる
• 解体作業も対応可能
• 2階からの階段搬出も対応
• 他の不用品とまとめて処分できる

デメリット：

• 費用が市の収集より高め
• 悪質な業者に注意が必要

結論：どちらがあなたに合っている？

あなたの状況	おすすめ処分方法
とにかく費用を抑えたい＋運び出せる	市の粗大ごみ収集または直接持ち込み
一人暮らしで運び出しが難しい	回収業者（寝室から搬出）
2階以上にベッドがある	回収業者（階段搬出も対応）
ベッドの解体が必要	回収業者（解体作業も対応）
今すぐ処分したい	回収業者（即日対応可能）
引っ越しで他の家具もまとめて処分したい	回収業者（一括対応可能）

処分の手順と必要な準備

ベッドを処分する前に、いくつかの準備が必要です。スムーズに処分するための手順をご紹介します。

手順1：ベッドのサイズと種類を確認する

まず、ベッドのサイズと種類を確認しましょう。

サイズの確認：

• シングル（約100cm×200cm）
• セミダブル（約120cm×200cm）
• ダブル（約140cm×200cm）
• クイーン（約160cm×200cm）
• キング（約180cm×200cm）

種類の確認：

• 一般的なベッドフレーム
• 収納付きベッド
• ロフトベッド・二段ベッド
• 折りたたみベッド
• 電動リクライニングベッド

手順2：マットレスのスプリング有無を確認する

マットレスにスプリングが入っているかどうかで、処分方法と料金が変わります。

スプリング入り（特定適正処理困難物）：

• ポケットコイルマットレス
• ボンネルコイルマットレス

スプリングなし（通常の粗大ごみ）：

• ウレタンマットレス
• 低反発マットレス
• 高反発マットレス
• 折りたたみマットレス
• エアマットレス

手順3：寝具類を取り除く

処分前に、ベッドから寝具類をすべて取り除きましょう。

別途処分が必要なもの：

• シーツ・カバー類 → 可燃ごみ
• 掛け布団・敷き布団 → 粗大ごみまたは可燃ごみ（サイズによる）
• 枕 → 可燃ごみ
• ベッドパッド → 可燃ごみ

手順4：搬出経路を確認する

ベッドを運び出す経路を確認しましょう。

確認ポイント：

• 寝室のドアを通るか
• 廊下・階段の幅は十分か
• 玄関から搬出できるか
• エレベーターに入るか（マンションの場合）

搬出経路を通らない場合は、ベッドの解体が必要です。

手順5：解体が必要か判断する

多くのベッドフレームは、ネジやボルトで組み立てられているため分解可能です。

解体が必要なケース：

• 搬出経路を通らない
• 階段が狭く、そのままでは運べない
• 車に積み込むためにサイズを小さくしたい

解体に必要な工具：

• プラスドライバー
• 六角レンチ（アーレンキー）
• モンキーレンチ

解体が難しい場合は、回収業者に解体作業も依頼できます。

手順6：申し込み・予約をする

市の戸別収集の場合：

1. 粗大ごみ受付センターに電話（048-840-5300）
   • 受付時間：月〜金 8:30〜17:00
2. またはインターネットで24時間申し込み可能
3. フレームとマットレスを別々に申し込み
4. マットレスのスプリング有無を伝える
5. 収集日と料金を確認

不用品回収業者の場合：

1. 業者に電話またはWebで問い合わせ
2. ベッドのサイズ・種類・設置場所（階数）を伝える
3. 解体の必要性を相談
4. 見積もりを確認し、回収日時を決定

手順7：当日の準備

市の戸別収集の場合：

• コンビニや郵便局で「粗大ごみ処理券」を購入（フレーム用・マットレス用それぞれ）
• 処理券に受付番号または氏名を記入
• フレームとマットレスの見やすい場所にそれぞれ貼付
• 収集日の朝8時30分までに指定場所へ出す
• 必ず複数人で運搬する（一人では危険）

回収業者の場合：

• 寝具類を取り除いておく
• 搬出経路を確保
• 支払い方法を確認（現金・カードなど）

古い・汚れたベッドも処分できる？

長年使用してヘタリがあるベッドや、シミ・汚れがあるベッドでも、適切な方法で処分することができます。

状態が悪くても粗大ごみとして出せます

ベッドの状態に関わらず、さいたま市の粗大ごみ収集では回収してもらえます。以下のような状態でも問題ありません。

• マットレスにヘタリがある
• シミや汚れがある
• フレームに傷がある
• きしみ音がする
• スプリングが飛び出している

回収業者なら搬出も任せられる

古くて重いベッドの搬出は大変な作業です。特に以下のような場合は、不用品回収業者に依頼することをおすすめします。

• 2階以上の寝室に設置されている
• 階段が狭い
• エレベーターがない
• 一人暮らしで手伝ってくれる人がいない
• ベッドの解体ができない

回収業者なら、解体から搬出、処分まですべて任せることができます。

フリマ・リサイクルショップは難しい

ベッド、特にマットレスは衛生面の理由から、リサイクルショップでの買取は非常に難しいです。

買取対象外となるケース：

• 使用期間が3年以上
• シミ・汚れ・臭いがある
• ヘタリがある
• ノーブランド品

高級ブランド（シモンズ、シーリー、フランスベッドなど）で、使用期間が短く状態が良い場合のみ、買取の可能性があります。

引っ越し・買い替えで処分する場合

引っ越しや買い替えでベッドを処分する場合、時間的な制約があることが多いです。

• 引っ越しの場合：退去日までに処分が必要。市の収集は1〜4週間かかるため、即日対応可能な回収業者がおすすめ
• 買い替えの場合：新しいベッドの配送日に合わせて、購入店舗の引取サービスを利用すると効率的

よくある質問（FAQ）

Q. ベッドは粗大ごみですか？

はい、ベッドはさいたま市では「粗大ごみ」として扱われます。ただし、スプリング入りマットレスは「特定適正処理困難物」となり、追加料金（1,650円）がかかります。

Q. ベッドフレームとマットレスは一緒に出せますか？

市の粗大ごみ収集では、ベッドフレームとマットレスは別々の品目として申し込みが必要です。それぞれに処理券を貼付して出してください。不用品回収業者なら、まとめて一括で回収してもらえます。

Q. 処分にかかる費用はどのくらいですか？

市の戸別収集ならフレーム550円〜＋マットレス550円〜1,650円、合計で約1,100円〜2,200円が目安です。不用品回収業者に依頼する場合はシングルベッド一式で5,000円〜8,000円程度です。

Q. スプリング入りマットレスの見分け方は？

製品ラベルに「ポケットコイル」「ボンネルコイル」などの表記があればスプリング入りです。また、マットレスを押してバネの反発を感じる場合もスプリング入りの可能性が高いです。

Q. 二段ベッドやロフトベッドも処分できますか？

はい、処分できます。ただし、サイズが大きいため解体が必要な場合があります。市の粗大ごみ収集でも対応可能ですが、解体・搬出の手間を考えると回収業者に依頼する方が効率的です。

Q. 電動ベッド（介護ベッド）も処分できますか？

電動ベッドも粗大ごみとして処分可能です。ただし、重量があり搬出が困難なため、回収業者に依頼することをおすすめします。介護保険でレンタルしていた場合は、レンタル会社に返却してください。

Q. ベッドを解体しないと出せませんか？

解体しなくても粗大ごみとして出せますが、搬出経路を通らない場合は解体が必要です。また、2階以上からの搬出や、車への積み込みには解体が必要なケースが多いです。

Q. 最も簡単に処分できる方法は？

不用品回収業者に依頼する方法が最も簡単です。電話やWebで申し込むだけで、ベッドフレームとマットレスをまとめて回収してくれます。解体作業や2階からの搬出も任せられるので、手間がかかりません。