さいたま市でこたつを処分する方法【さいたま市認定業者が解説】

さいたま市でこたつを処分したい方に向けて、粗大ごみとしての正しい出し方、費用、便利な業者利用などをわかりやすく解説します。

こたつは「粗大ごみ」として処分できます

こたつを処分する際、「こたつ本体と布団は別々に出すの？」「ヒーター部分はどうすればいい？」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。こたつは、さいたま市では「粗大ごみ」として処分することができます。

こたつが粗大ごみになる理由

さいたま市では、一辺の長さまたは直径が90cm以上2m未満の家庭ごみが「粗大ごみ」として扱われます。一般的なこたつは天板のサイズが75cm×75cm〜120cm×80cm程度のものが多く、90cm以上のこたつは粗大ごみとして処分する必要があります。

通常の可燃ごみや不燃ごみの収集所には出すことができませんので、適切な方法で処分しましょう。

こたつ本体とこたつ布団は別扱い

こたつを処分する際に注意したいのが、「こたつ本体」と「こたつ布団」は別々にカウントされるという点です。

品目	分類	備考
こたつ本体（天板＋脚＋ヒーター）	粗大ごみ	一辺90cm以上の場合
こたつ布団（掛け布団・敷き布団）	粗大ごみまたは可燃ごみ	サイズによる

こたつ布団は、畳んだ状態で一辺が90cm以上あれば粗大ごみ、90cm未満に収まれば可燃ごみとして出せます。

処分時に必要な費用

さいたま市でこたつを粗大ごみとして処分する場合、以下の費用がかかります。

戸別収集の場合：

• こたつ本体：1点につき550円〜（サイズにより異なる）
• こたつ布団：1点につき550円〜（粗大ごみの場合）

直接持ち込みの場合：

• 100kg未満：無料
• 100kg以上：10kgにつき20円

こたつ本体は一般的に10kg〜25kg程度なので、直接持ち込む場合は無料で処分できることがほとんどです。

補足：90cm未満の小型こたつの場合

天板のサイズがすべて90cm未満の小型こたつ（一人用こたつなど）は、粗大ごみではなく不燃ごみとして処分できる場合があります。ただし、ヒーター部分が付いているため、分別方法についてはさいたま市に確認することをおすすめします。

ポイント: こたつは粗大ごみとして処分でき、戸別収集なら1点550円〜、持ち込みなら100kg未満は無料で処分可能です。こたつ布団は別途処分が必要です。

さいたま市でこたつを処分する5つの方法

さいたま市では、こたつを処分する方法がいくつかあります。目的や状況に応じて、最適な方法を選びましょう。ここでは、5つの処分方法をわかりやすくご紹介します。

1. 市の戸別収集を利用する

最も一般的な方法が、さいたま市の粗大ごみ戸別収集を利用することです。事前に申し込みをすれば、自宅近くの指定場所まで収集に来てもらえます。

• メリット：自治体のサービスなので安心。費用が明確。
• デメリット：事前申し込みが必要。収集まで1〜4週間かかることも。自分で指定場所まで運ぶ必要がある。

申し込み方法：

1. 粗大ごみ受付センターに電話（048-840-5300）またはインターネットで申し込み
2. 収集日・料金を確認（こたつ本体と布団は別々に申し込み）
3. コンビニや郵便局で「粗大ごみ処理券」を購入
4. 処理券に受付番号を記入し、こたつに貼付
5. 収集日の朝8時30分までに指定場所へ出す

注意：こたつ本体とこたつ布団を両方処分する場合は、それぞれ別の品目として申し込みが必要です。

2. ごみ処理施設に直接持ち込む

費用を抑えたい場合は、さいたま市のごみ処理施設に直接持ち込む方法も選べます。100kg未満であれば無料で処分できます。

• メリット：100kg未満なら無料。すぐに処分できる。
• デメリット：車が必要。事前予約が必要（土曜・祝日・年末）。

持ち込み可能な施設：

• 桜環境センター
• 東部環境センター
• クリーンセンター大崎
• 西部環境センター

受付時間： 平日8:30〜12:00、13:00〜16:30／土曜8:30〜12:00

3. 不用品回収業者を利用する

自宅まで引き取りに来てくれる不用品回収業者を利用する方法もあります。運搬が不要で手間が少ないため、忙しい方や車がない方にも人気です。

• メリット：即日対応可能な業者も多い。自宅から運び出してくれる。こたつ本体と布団をまとめて処分できる。他の不用品も一緒に回収可能。
• デメリット：料金が自治体より高め。業者選びに注意が必要。

料金は業者によって異なりますが、こたつ一式（本体＋布団）で3,000円〜6,000円前後が目安です。他の不用品とまとめて依頼すると割安になることが多いです。必ず**「一般廃棄物収集運搬業」の許可を持つ業者**を選びましょう。

4. リサイクルショップ・フリマアプリを利用する

こたつがまだ使える状態であれば、リサイクルショップでの買取やフリマアプリでの販売も選択肢の一つです。

• メリット：処分費がかからない。お金になる可能性も。
• デメリット：状態が悪いと引き取ってもらえない。シーズン（秋〜冬）以外は売れにくい。

売れやすいこたつの条件：

• 使用期間が短い（3〜5年以内）
• 目立つ傷や汚れがない
• ヒーターが正常に動作する
• 人気メーカー・おしゃれなデザインのもの
• 秋〜冬のシーズン中

ジモティーなどの地域密着型サービスなら、「無料で差し上げます」として出品することで、引き取り手が見つかることもあります。

5. 新しい家具を購入する店舗に引き取り依頼

新しいこたつやテーブルに買い替える場合は、購入店舗に古いこたつの引き取りを依頼する方法もあります。

• メリット：配送と同時に引き取ってもらえるので手間が少ない。
• デメリット：引き取りサービスがない店舗もある。費用がかかる場合が多い。

家具店やホームセンターでは、新規購入時に限り古い家具の引き取りサービスを行っている場合があります。購入時に確認してみましょう。

処分方法の比較表

処分方法	費用	手間	おすすめの人	ポイント
市の戸別収集	550円〜×2点	中	費用を抑えたい方	本体と布団は別申し込み
直接持ち込み	無料	中	車があり今すぐ処分したい方	100kg未満なら無料
回収業者に依頼	3,000円〜	非常に少	忙しい方・まとめて処分したい方	本体＋布団を一括回収・即日対応可
フリマ・リサイクル	無料〜利益	中〜高	状態が良いこたつをお持ちの方	秋〜冬シーズンが売れやすい
買い替え時引取	3,000円〜	少	新しいこたつを買う方	店舗によりサービス内容が異なる

処分費用の目安と比較

こたつを処分する際の費用は、方法によって大きく異なります。あらかじめ相場を知っておくことで、最適な処分方法を選ぶ判断材料になります。

処分方法別の費用比較

処分方法	費用の目安	備考
市の戸別収集（本体のみ）	550円〜	サイズにより変動
市の戸別収集（本体＋布団）	1,100円〜	2点分の料金
直接持ち込み	無料（100kg未満）	車での搬入が必要
不用品回収業者	3,000円〜6,000円	本体＋布団の一式料金
買い替え時引取	3,000円〜	店舗により異なる
フリマアプリ	無料〜売却益	秋冬シーズンが有利

費用を抑えるコツ

1. こたつ布団を可燃ごみとして出す こたつ布団を小さく畳んで90cm未満に収まれば、可燃ごみとして無料で処分できます。圧縮袋を使うと小さくまとめやすいです。

2. 直接持ち込みを利用する 車があれば、ごみ処理施設への直接持ち込みが最も安価です。こたつ本体と布団を合わせても100kg未満なら無料で処分できます。

3. 他の不用品とまとめて依頼する 不用品回収業者を利用する場合、こたつ単品よりも他の不用品とまとめて依頼した方が1点あたりの費用が安くなります。

4. シーズン前に売却を試みる 秋〜冬のシーズン前（9月〜11月頃）であれば、フリマアプリで売れる可能性が高まります。

回収業者を選ぶべき人の特徴

• 車を持っておらず、こたつを運ぶ手段がない方
• こたつ本体と布団をまとめて処分したい方
• 忙しくて申し込みや持ち込みの時間がない方
• 他にも処分したい不用品がある方
• シーズンオフの春〜夏に処分したい方

費用はやや高くなりますが、本体と布団を一括で処分でき、即日対応・自宅で完結・運搬不要というメリットがあります。

市と業者、どちらを選ぶべき？メリット・デメリット比較

こたつを処分する際、「さいたま市の粗大ごみ収集」と「民間の不用品回収業者」のどちらを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。

それぞれの特徴を比較して、あなたに合った方法を選びましょう。

処分方法の比較表

項目	市の粗大ごみ収集	不用品回収業者
費用	安価（550円〜×点数）	やや高め（3,000円〜）
対応スピード	1〜4週間程度	即日対応可能な場合も
手間の少なさ	本体と布団を別申し込み	電話1本で一括対応
収集場所	指定場所まで自分で運ぶ	自宅内から運び出してくれる
対応日時	平日の指定日のみ	土日・夜間対応可能な業者も

市の粗大ごみ収集を選ぶメリット・デメリット

メリット：

• 費用が安い（本体550円〜＋布団550円〜）
• 自治体のサービスなので安心

デメリット：

• 事前申し込みが必要
• 収集まで1〜4週間かかることがある
• こたつ本体と布団を別々に申し込む必要がある
• 指定場所まで自分で運び出す必要がある
• 収集日は平日の指定日のみ

不用品回収業者を選ぶメリット・デメリット

メリット：

• 電話やWebで簡単に申し込み可能
• 即日〜翌日対応が可能な業者も多い
• こたつ本体と布団をまとめて一括回収
• 自宅から運び出してくれる
• 土日・夜間対応可能な業者も
• 他の不用品とまとめて処分できる

デメリット：

• 費用が市の収集より高め
• 悪質な業者に注意が必要

結論：どちらがあなたに合っている？

あなたの状況	おすすめ処分方法
とにかく費用を抑えたい	市の粗大ごみ収集または直接持ち込み
本体と布団をまとめて処分したい	回収業者（一括対応）
今すぐ処分したい	回収業者（即日対応可能）
平日は仕事で対応できない	回収業者（土日対応可能）
他にも処分したいものがある	回収業者（まとめて対応可能）
時間に余裕があり、費用を抑えたい	市の粗大ごみ収集

処分の手順と必要な準備

こたつを処分する前に、いくつかの準備が必要です。スムーズに処分するための手順をご紹介します。

手順1：こたつのサイズを測る

まず、こたつ天板の縦・横のサイズを測りましょう。さいたま市の粗大ごみ収集では、サイズによって料金が変わります。

• 一辺90cm以上：粗大ごみ
• 一辺90cm未満：不燃ごみとして出せる場合も（要確認）

手順2：こたつ布団のサイズを確認する

こたつ布団も処分する場合は、畳んだ状態でのサイズを確認しましょう。

• 畳んで一辺90cm以上：粗大ごみ（別途申し込み）
• 畳んで一辺90cm未満：可燃ごみとして処分可能

圧縮袋を使えば、こたつ布団を小さくまとめて可燃ごみとして出せる場合があります。

手順3：ヒーターの動作確認をする

売却を検討している場合は、ヒーターが正常に動作するか確認しましょう。

確認ポイント：

• 電源が入るか
• 温度調節が機能するか
• 異音や異臭がないか
• コードに損傷がないか

故障している場合は、売却は難しいため粗大ごみとして処分しましょう。

手順4：こたつを清掃する

処分前に、できる範囲でこたつをきれいにしておきましょう。

清掃のポイント：

• 天板の汚れを拭き取る
• ヒーター部分のホコリを取り除く
• こたつ布団は天日干しして臭いを取る

特にフリマアプリで売却する場合は、清潔な状態であることが重要です。

手順5：処分方法を決める

サイズと状態を確認したら、最適な処分方法を選びましょう。

• 費用重視 → 市の戸別収集または直接持ち込み
• 手間重視 → 不用品回収業者
• まだ使える → リサイクルショップやフリマアプリ

手順6：申し込み・予約をする

市の戸別収集の場合：

1. 粗大ごみ受付センターに電話（048-840-5300）
   • 受付時間：月〜金 8:30〜17:00
2. またはインターネットで24時間申し込み可能
3. こたつ本体と布団を別々に申し込み
4. 収集日と料金を確認

不用品回収業者の場合：

1. 業者に電話またはWebで問い合わせ
2. こたつ本体＋布団の一式処分を依頼
3. 見積もりを確認し、回収日時を決定

手順7：当日の準備

市の戸別収集の場合：

• コンビニや郵便局で「粗大ごみ処理券」を購入（本体用・布団用それぞれ）
• 処理券に受付番号または氏名を記入
• こたつ本体と布団の見やすい場所にそれぞれ貼付
• 収集日の朝8時30分までに指定場所へ出す

回収業者の場合：

• 回収場所への動線を確保
• 支払い方法を確認（現金・カードなど）

補足：こたつの分解は必要？

基本的にこたつを分解する必要はありません。天板・脚・ヒーターが一体のまま処分できます。

ただし、以下の場合は分解を検討してください：

• 搬出経路（玄関や階段）を通らない場合
• 車に積み込むためにサイズを小さくしたい場合

脚は多くの場合ネジで取り外せます。

古い・壊れたこたつも処分できる？

長年使用して傷があるこたつや、ヒーターが壊れているこたつでも、適切な方法で処分することができます。

状態が悪くても粗大ごみとして出せます

こたつの状態に関わらず、さいたま市の粗大ごみ収集では回収してもらえます。以下のような状態でも問題ありません。

• 天板に傷や汚れがある
• ヒーターが故障している
• コードが断線している
• 脚がぐらつく
• 塗装が剥がれている

ヒーター故障時の注意点

ヒーターが故障している場合でも、こたつ本体と一緒に処分できます。ヒーター部分だけを取り外して別途処分する必要はありません。

ただし、コードが露出して危険な状態の場合は、テープで保護するなど安全対策をしてから処分しましょう。

回収業者なら搬出も任せられる

古くなったこたつの搬出は、不用品回収業者に依頼すれば安心です。特に以下のような場合におすすめです。

• こたつ布団もまとめて処分したい
• 他の季節家電（扇風機、ストーブなど）も一緒に処分したい
• 2階以上に設置されている

フリマ・リサイクルショップは状態次第

状態が悪いこたつは、リサイクルショップやフリマアプリでの売却は難しいでしょう。以下のような場合は、粗大ごみ収集か回収業者を利用しましょう。

• ヒーターが故障している
• 使用期間が10年以上
• 目立つ傷や汚れがある
• デザインが古い

シーズンオフ（春〜夏）の処分について

こたつは冬の暖房器具なので、春〜夏のシーズンオフに処分する方も多いです。

• 市の粗大ごみ収集：シーズンに関係なく申し込み可能
• 回収業者：シーズンに関係なく対応可能
• フリマアプリ：シーズンオフは売れにくい（秋まで保管するか、無料で出品）

次のシーズンまで保管する場所がない場合は、粗大ごみ収集か回収業者での処分がおすすめです。

よくある質問（FAQ）

Q. こたつは粗大ごみですか？

はい、さいたま市では一辺が90cm以上のこたつは「粗大ごみ」として扱われます。一般的なこたつは90cm以上のものが多いので、ほとんどの場合粗大ごみに該当します。

Q. こたつ本体と布団は一緒に出せますか？

市の粗大ごみ収集では、こたつ本体と布団は別々の品目として申し込みが必要です。それぞれに処理券を貼付して出してください。不用品回収業者なら、まとめて一括で回収してもらえます。

Q. 処分にかかる費用はどのくらいですか？

市の戸別収集なら本体550円〜＋布団550円〜、直接持ち込みなら100kg未満は無料です。不用品回収業者に依頼する場合は一式3,000円〜6,000円程度が目安です。

Q. こたつ布団だけ処分することはできますか？

はい、こたつ布団だけでも処分できます。畳んだ状態で一辺90cm以上なら粗大ごみ、90cm未満に収まれば可燃ごみとして出せます。圧縮袋を使うと小さくまとめやすいです。

Q. ヒーターが壊れていても処分できますか？

はい、ヒーターが故障していても粗大ごみとして問題なく処分できます。ヒーター部分を取り外す必要はなく、本体と一緒に処分できます。

Q. こたつを売ることはできますか？

状態が良く、ヒーターが正常に動作するこたつは、リサイクルショップやフリマアプリで売却できる可能性があります。ただし、秋〜冬のシーズン以外は売れにくいため、タイミングに注意しましょう。

Q. 最も簡単に処分できる方法は？

不用品回収業者に依頼する方法が最も簡単です。電話やWebで申し込むだけで、こたつ本体と布団をまとめて回収してくれます。即日対応可能な業者もあり、手間がかかりません。

Q. 電気ごたつ以外（掘りごたつなど）も処分できますか？

掘りごたつの場合、取り外し可能なヒーター部分や天板は粗大ごみとして処分できます。床に固定された部分はリフォーム工事として対応が必要な場合があります。詳しくはさいたま市にお問い合わせください。